1. 面接試験の方法

  • ロールプレーイングで表現されたものを審査します。

  • ロールプレーイング①「基本言動」(時間-1分程度)…パネルで提示された課題を、「言葉と動作」で表現します。
    ②「接客応答」(時間-1分程度)…パネルで提示された課題を、「言葉と言い方」で表現します。
    ③「接客対応」(時間-1分程度)…審査員をお客さまに見立てて、模擬販売(「言葉・言い方・動作」)をします。

2. 審査コンセプト

「サービス接遇者に必要な、ふさわしい話し方・態度・物腰が感じられる」

3. 審査内容

課題のロールプレーイングを、次の事項と内容により審査します。
① 親近感 = 態度や言い方など全体の印象に親しみを感じる。
② 愛 嬌 = 表情や所作に人に好感を与えるものがある。
③ 表 情 = 人を和ませる表情(笑み、親しみが顔に表れている)
④ 振る舞い = 接遇の動作に信頼できるものが感じられる。
⑤ 言い方 = 言い方に丁寧さと謙虚さが感じられる。
⑥ 物 腰 = 人に接する態度に柔らかさが感じられる。

4. 審査手順

1.受付、控室

  • 受付

  • 控室へ(試験の進行内容を説明)

  • 面接室に案内(3人1組)

2.面接室

① 一人ずつ3つの課題に取り組む。
② 課題は、「基本言動」 「接客応答」 「接客対応」の順に行う。
③ 試験が終了したら、終了した順に退出する。

5.合否の通知

面接試験日の約1カ月後にお送りする予定です。

サービス接遇検定準1級 ロールプレーイング例

①「基本言動」(共通)
=パネル=(例) お客さまを迎えるときに言う「いらっしゃいませ」の言葉と態度を審査員に示しなさい。
=言動=(例) お客さま(審査員)に対して「いらっしゃいませ」と言って、お客さまを迎えるときのお辞儀をする。
=パネル=(例) お客さまに品物を見せて、「いかがでございますか」と尋ねるときの言葉と態度を審査員に示しなさい。
=言動=(例) 両手に品物をのせ、お客さま(審査員)に見せるしぐさをして、「いかがでございますか」と、お客さま応対のときの言い方で尋ねる。

②「接客応答」
=パネル=(例Ⅰ) 「お客さま,お忘れ物でございますが」
=応答例= 「お客さま、お忘れ物でございますが」と,お客さまに言う言い方で愛想よく言う。
=パネル=(例Ⅱ) 「案内するのでこっちへどうぞ」
=応答例= 「ご案内いたしますので、こちらへどうぞ」などと、丁寧な言葉に直して愛想よく言う。

③「接客対応」
※お客さま(審査員)に、販売スタッフとして商品(用意してある)の模擬販売をする。
 お客さまが質問したらそれに答える。

【例】
(受験者) 「いらっしゃいませ」「今日は何がよろしいでしょうか」
(審査員) 「お薦めは何かしら」
(受験者) 「今日は○○です。新鮮ですよ」
(審査員) 「じゃ三つください」
(受験者) 「三つでございますね、ありがとうございます。少々お待ちください」
( 〃 ) 「お待たせしました。○○円でございます」(のように言って、お客さまに商品を渡す)
( 〃 ) 「ありがとうございました。また、よろしくお願いします」

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